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禁忌の時間の魔法、時の魔法を唱えるレグルス、白い光に包まれて…はじまりの終わり、終わりのはじまり

last update Last Updated: 2025-04-09 17:28:13
白馬、半身半馬、ケンタウロスのレグルス 女騎士のレグルス

美しい彼女の長い銀の髪が風に梳かれて、風の中で踊っていたのだった。

レグルスは息を呑みこみ、オルゴールを開き

それから許されない時間の呪文を唱えるレグルス

オルゴールの音の中に隠された呪文の音階と

レグルスが唱える呪文が重なり合う・・。

カキイイーンン、キイイーンン 剣の価値愛、ぶつかり合う音の中に

攻撃魔法の爆音に兵士達の絶叫の中

戦場の中で戦っている少年の姿をしたアーシュ

長いエルフのような耳 深紅の吊り上がった瞳の持ち主のアーシュ

そうして乱戦の中 彼に声をかける者達

「アーシュ!」「アーシュさん!ワン」

白の国の二千の兵士を引き連れてワン子(犬の姿)とエイル(精神体)は戻ってきた

「エイル! ワン子!」

白い光にハッとして振り返るアーシュ。

そこには白く光輝くオルゴールとレグルスの姿があった。

レグルスは死んで間もないリアンの顔を両手でかかえてリアンの方は

レグルスの膝枕で眠るように倒れこんでいた。

淡い金髪のリアン その顔は青白く瞼は閉じられていたが

「リアン兄さん!」エイルは泣き叫ぶ

リアンはその声に 薄っすらと瞳を開く

近くに咲いていた小さな青い花が宝玉に変化する。

そうして光輝く宝玉が・・開いたオルゴールから飛び出し

オルゴールの音に反応して踊るように

くるくると廻りながら 一つになってゆき

半裸状態のエイルの肉体が現れる。

その肉体・・閉じていた瞳がぱちくりとしてから

あ、これ・・これは僕の身体

「!!」レグルスの異変に慌てて駆け寄るアーシュ

レグルスの手首をつかむと振り返ったレグルスは鏡が砕けるような音を立てたのだ。

そしてアーシュの手の中に白いものが・・白い骨の欠片

パキーン!オルゴールが砕ける音が響く

白銀色の・・白い光があたり一面を包んだ
たかぎまゆみ(ののちゃ)

●物語の作成の手法に、エンディングから遡って考える方法(エンディング→はじまり)、●通常のはじまりから、エンディング(はじまり→エンディング、展開法)がありますが、●イメージから考えた展開方法でしたが、●最終の白い白銀色の光に包まれる、というのは、最初にありました……レグルスの髪色もありますが、●ところで、星占で、冥王星が射手座の最終から山羊座移動時期に作成、今は、冥王星は山羊座から水瓶座ですね〜もう何十年前かな

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